紫外線療法|中野皮膚科クリニック|中野駅徒歩2分|皮膚トラブル、悩みにお答えします

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紫外線療法

紫外線療法|中野皮膚科クリニック|中野駅徒歩2分|皮膚トラブル、悩みにお答えします

紫外線療法

乾癬などの皮膚症状は一般的に紫外線が強くなる夏の間に良くなる傾向があります。光線療法は、光源ランプを用いて発疹に直接紫外線をあて、過剰な免疫反応を抑える治療方法です。
塗り薬だけでは良くならないときや、発疹の面積が広くなったときに、光線療法が用いられます。紫外線には波長によって種類がありますが、効果が認められるのは、中波長紫外線(UVB)です。
現在広く使用されているのは、有害な波長を取り除き、治療効果が高い波長のみを使うランプナローバンドUVB「JTRAC(ジェイトラック)」(全身用)・「VTRAC(ヴィトラック)」(部分用)です。

紫外線療法のメリット

  • 内服や外用薬との併用で以下の効果が期待できます
  • 皮膚の炎症やかゆみが早期に軽減する
  • 炎症が改善することで、塗り薬の量が減少する
  • 治療回数:開始時は週に1~2回のペースで行います

JTRAC(ジェイトラック)

ナノーバンドUVBとは?

JTRAC

紫外線を照射する治療のひとつで、治りにくいとされている皮膚の病気に有効とされています。紫外線(UV)は、A・B・Cに分けられますが、治療に有効とされるUVBの中でも特定の狭い範囲(ナローバンド)の紫外線を用いることから、ナローバンドUVBとよばれています。皮膚科で広く普及しており、症状や患部の大きさ・部位などに合わせて、塗り薬や飲み薬などと併用します。

  • 照射範囲が広い
  • 短い時間で全身に当てることが可能

治療の流れ

1

診察

症状や肌の状態を診察します。

2

初回照射

症状や肌質に合わせて適切なエネルギーを設定します。
初回は、短い時間の治療を行います。

3

照射

初回の照射で問題がなければ徐々にエネルギーを上げて、一定のエネルギーで治療を行います。麻酔は必要ありません。

よくあるご質問

治療回数は?
週に1回程度の治療を受けていただくと効果的です。治療間隔があいてしまうと、効果が得られにくくなりますので、医師の指示に従って治療を受けていただくことをおすすめします。
乾癬の場合、初期には頻回に治療を行い、症状が落ち着いてきたら回数を減らすこともあります。白斑の場合は、通常長期間の治療が必要です詳しくは医師にお尋ねください。
※効果のあらわれ方や治療回数は、症状やスキンタイプによって個人差があります。
治療時間はどのくらいですか?
一度に照射する時間は、通常5~10分程度です。患部が体の前面と背面にあるような場合は前面・背面で分けて照射します。
※照射時間は、症状やスキンタイプによって異なります。
痛みや赤みが出たりしますか?
痛みや熱感は、ほとんどありません。適度な赤みが出るのを目安に照射しますが、数日でおさまります。(反応が強くあらわれた場合、ほてりを感じたり赤みが長引いたりすることがあります。)照射した部分に一致して、日焼けしたあとのように色素沈着がおこりますが、照射を中断すれば、徐々に元に戻ります。
副作用はありますか?
太陽の紫外線は、短時間でたくさん浴びすぎると炎症ややけど、長年浴び続けると皮膚障害を起こす可能性があることが知られています。ナローバンドUVBの紫外線も同様に考えられていますが、照射量や治療回数の上限を守って的確に行えば、有効な治療法です。心配な方は医師にご相談ください。

VTRAC(ヴィトラック)

最新のエキシマ紫外線療法「VTRAC」とは?

VTRAC

VTRAC治療は症状のあらわれている部分にだけ紫外線を照射する最新の紫外線療法です。
従来の紫外線療法で改善しにくかった症例にも有効であることが数々の学会で発表されています。

  • 余分な光があたらないので安心
  • 部分的なアプローチが可能

治療の流れ

1

診察

症状や肌の状態を診察します。

2

照射

症状や肌質に合わせて適切なエネルギーを設定し治療を行います。麻酔は必要ありません。

よくあるご質問

治療は痛くないですか?
痛みは、ほとんどありません。
治療中に気をつけることはありますか?
治療当日と翌日は赤みが強まることがありますので、強い紫外線はさけてください。
治療回数は?
症状によってちがいますので、医師にご相談ください。
治療時間はどのくらいですか?
治療する部分の大きさによって異なりますが、数分から10分程度です。
保険はききますか?

紫外線療法(長波または中波)は以下に対して保険が適用されます。

  • 乾癬
  • 類乾癬
  • 掌蹠膿疱症
  • 菌状息肉腫(症)
  • 悪性リンパ腫
  • 慢性苔癬状粃糠疹
  • 尋常性白斑
  • アトピー性皮膚炎
  • 円形脱毛症

他には保険適応外となりますが、手湿疹、汗疱といった湿疹性病変に照射を行い、効果を認めることもあります。

安全性は?
症状がでている部分にだけ照射するので、安全性の高い治療として期待されています。
当院で行うアトピー性皮膚炎の治療としては、外用、内服、注射や紫外線療法があり、状態に応じた治療方法をご提案いたします。また治療が合っているのか評価するために診察で伺うのはもちろん、定期的に採血(TRAC、IgE値など)を行いさまざまな視点で評価をしております。