「第68回 そばかす」2020年4月24日付「リビング東京副都心 」に掲載されました
- 2020年5月29日
- 一般皮膚科
頬のそばかすが気になります
レーザーで治療できます
鼻を中心にぽつぽつと広がるそばかす。ファンデーションでも隠しきれず気になる人も多いのでは? そのそばかすについて日本皮膚科学会認定皮膚科専門医で中野皮膚科クリニック院長の松尾光馬先生に聞きました。
―そばかすはどんな病気ですか?
「そばかすは雀卵斑(じゃくらんはん)といい、 鼻から頬のあたりにかけて左右対称に小さな茶褐色の色素斑が広がる症状です。学童期にできやすく、人によっては年齢とともに薄くなっていく場合もあります。また、成人してからも妊娠時の女性ホルモンの変化によっ て増えたり、濃くなったりすることがあります。白人に多く日本人でも色白の人にできやすい。そ ばかすは遺伝的な要素が強いのですが、紫外線や乾燥なども悪化の要因になります」
―治療法はありますか?
「そばかすは成長とともに消えることもありますが、見た目が気になるようであれば、 Q スイッチレーザー(自由診療・ 片頬1回3万5000 円)で治療します。
レーザーをそばかすのある部分に照射すると、 2週間程度でかさぶたになります。このとき、こすったりして無理にはがさないように注意してください。治療直後はガーゼで覆いますが、表面がきれいになった後も保湿をしっかりして紫外線を避け、日焼け止めをきちんと塗るようにしましょ う」