「第65回 老人性色素斑」2020年1月31日付「リビング東京副都心 」に掲載されました
- 2020年3月6日
- 一般皮膚科
ほおのシミが気になります
老人性色素斑はレーザーで治療します
年齢とともに頬や胸元、手の甲などの皮膚に 茶褐色のシミができやすくなります。老人性色素斑と呼ばれるシミの治療について、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、中野皮膚科クリニック院長の松尾光馬先生に聞きました。
―老人性色素斑とはどんな症状ですが?
「加齢とともに頬のあたりにできる褐色のシミ の多くは老人性色素斑です。原因は長時間、紫外線を浴びてメラニン色素が過剰に産生されること。日光のあたりやすい、 頬や手の甲などに多く見られます」
―治療法はどのように?
「シミ部分を特定し、レーザーを照射します (自由診療・1㎜3000円)。その後、かさぶ たができてはがれ落ちます。このとき、手ではがさないように注意してください。照射後は色素沈着が起こり、一時的に色が濃くなることもあります。色素沈着が気になる場合はハイドロキノン外用薬(自由診療・2000円)を処方することもあります。まずは皮膚科の医師に相談を」