「第51回尋常性乾癬」2018年11月10日付「リビング東京副都心 」に掲載されました|中野皮膚科クリニック|中野駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

〒164-0001東京都中野区中野2-30-3 マルニビル 5F
03-5342-0722
インスタグラム アイコール診療受付 求人情報
ヘッダー画像

医療コラム

「第51回尋常性乾癬」2018年11月10日付「リビング東京副都心 」に掲載されました|中野皮膚科クリニック|中野駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第51回尋常性乾癬」2018年11月10日付「リビング東京副都心 」に掲載されました

フケのようにはがれ落ちる乾癬がなかなか治りません
いくつかの治療法を組み合わせて治療しましょう
肌が赤くなり、フケの ようにはがれ落ちる乾癬 (かんせん)。なかなかス ッキリとは治りにくい皮 膚疾患の一つですが、日 本皮膚科学会学会認定皮 膚科専門医、中野皮膚科 クリニック院長の松尾光 馬先生に、乾癬の治療法 について聞きました。

 

―どんな病気ですか?
「尋常(じんじょう)性 乾癬は肌の赤みとともに 皮膚が厚くなり、表面がぽろぽろとはがれ落ちま す。頭皮や生え際、ひざ、 ひじ、太ももなど刺激を 受けやすい部位に多く、 お腹や背中などの体幹部 にもよく見られます。か ゆみを伴うことも多く、 かいて症状が悪化するこ ともあります。原因とし ては遺伝的要因や環境的 な要因があり、肥満や糖 尿病にも関連していると いわれ、全身の内科的疾 患につながることもあります」

 

―治療法は?
「塗り薬としてステロ イド外用薬、ビタミン D3 外用薬の2つを用いま す。紫外線療法も行いま す。飲み薬としてはビタ ミン A 誘導体、免疫抑制 薬に加えて、免疫にかか わる細胞の酵素の働きと 炎症を抑えるPDE4阻 害薬、アプレミラストが 2016年 12 月に保険適 用になりました。アプレ ミラストは患部の面積が 広い人やそれまでの塗り 薬であまり改善しない場 合に用いると効果を認め ることがあります。それ でも改善しないと注射に よる生物学的製剤を用い ることもできます。いく つかの治療法を組み合わ せたり薬の量をコントロ ールしながら、皮疹がな い状態を目指して治療し ます」

 

20181110中野皮膚科クリニック_vol51