「第41回粉瘤(ふんりゅう)」2018年1月6日号の「リビング東京副都心」に掲載されました。|中野皮膚科クリニック|中野駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第41回粉瘤(ふんりゅう)」2018年1月6日号の「リビング東京副都心」に掲載されました。|中野皮膚科クリニック|中野駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第41回粉瘤(ふんりゅう)」2018年1月6日号の「リビング東京副都心」に掲載されました。

顏にできたおできのようなしこりが大きくなってきました
粉瘤(ふんりゅう)の場合はメスで切除します

首や顏にできるしこりのあるおでき、粉瘤(ふんりゅう)について日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、中野皮膚科クリニック院長の松尾光馬先生に聞きました。

—症状は?
「皮膚の下に袋状のものができ、そこに角質や皮脂などの老廃物がたまって徐々に大きくなっていきます。大きさは5㎜から5㎝くらい。溜まった老廃物がにおいを発することもあります。触ると硬めで中心に黒い点のような凹みがあるのが特徴です。そこから細菌が 入ったり、角質が真皮内に漏れ出すと、赤く腫れることもあります。発症しやすいのは顔や首、背中、耳の後ろなどです」

—種類は?
「主に3種類あり、最も多いのは類上皮嚢腫(るいじょうひのうしゅ)といわれるもので毛穴のろうと部分に袋ができます。外毛根しょう性嚢腫はしこり部分が硬く頭皮などにできます。脂腺嚢腫は柔らかく、体のどこにもできて多発しやすいのが特徴です。また、老 廃物を出しただけで袋を取り出さないと、またそこに老廃物がたまって再発します」

—治療法は?
「粉瘤を切除します。メスで切って袋状になったものを切除する方法と、皮膚表面を丸くくりぬき、穴から袋状になったものを取り出すへそ抜きという方法があります。くり抜きは切除する部分が少ない術式です。化膿している場合は、まずうみを出してから治療します。腫れたり大きくなってきたら、皮膚科を受診しましょう」

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