「第40回結節性紅斑」2017年12月9日号の「リビング東京副都心」に掲載されました。|中野皮膚科クリニック|中野駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第40回結節性紅斑」2017年12月9日号の「リビング東京副都心」に掲載されました。|中野皮膚科クリニック|中野駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第40回結節性紅斑」2017年12月9日号の「リビング東京副都心」に掲載されました。

赤みのある痛い皮疹が急にいくつもできました
全身疾患に伴う結節性紅斑かもしれません

ひざ下などに痛い皮疹ができる結節性紅斑について、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、中野皮膚科クリニック院長の松尾光馬先生に聞きました。

—どんな症状ですか?
「ひざから下などに直径2〜5㎝くらいの赤みのある皮疹が数個できて、触ると痛みを感じます。男性よりも女性の方がかかりやすく、20代から40代に多くみられます。急性の場合は4、5週間、慢性の場合は数カ月続くこともあります」

—原因は?
「皮下脂肪組織の炎症で、全身性の疾患に伴って発症することが多いようです。全体の2割を占めるのが溶連菌感染症などの細菌感染によるもの。ほかにはベーチェット病やサイコイドーシス、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患、大動脈炎症候群などに伴って発症しますが、全体の6割は原因がわかりません」

—診断方法は?
「全身性の疾患の有無を問診した上で、脂肪組織を含めて皮膚生検を行い、確定します」

—治療は?
「原因や症状に応じた治療を行います。細菌の感染が原因の場合は抗菌薬を投与し、痛みや赤みに対してはヨードカリの飲み薬を処方します。症状が強い場合はステイロ イド薬の内服なども行います。全身疾患がある場合は、その治療も必要です。安静にすることが大切なので、激しい運動などは避けるように指導します。似たような症状の皮膚疾患も色々あるので、まずは皮膚科を受診し、皮膚生検を行って診断を受けるようにしてください」

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