「第36回あせも (汗疹)」2017年8月19日号の「リビング東京副都心」に掲載されました。|中野皮膚科クリニック|中野駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第36回あせも (汗疹)」2017年8月19日号の「リビング東京副都心」に掲載されました。|中野皮膚科クリニック|中野駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第36回あせも (汗疹)」2017年8月19日号の「リビング東京副都心」に掲載されました。

ポツポツとした赤いあせもができました
放っておかず炎症を鎮める処置を

夏にできやすいあせも(汗疹)について日本皮膚科学会認定皮膚科専門医で中野皮膚科クリニック院長の松尾光馬先生に聞きました。

―どんな症状ですか?
「医学的には汗疹(かんしん)といい、乳幼児や子どもに多い疾病です が、大人にも発症します。たくさんかいた汗で汗腺・汗管が詰まることが原因です。
汗疹には汗が詰まる皮膚の深さによって3タイプあります。
表皮の浅い部分(角層)の汗腺が詰まってできる水晶様汗疹は直径1~3㎜程度の小さな水疱で、かゆみもありません。
表皮の深い部分(有棘層)の汗腺が詰まるのは紅色汗疹。赤いポツポツした発疹とのっぺりした赤みがあり、一般的にあせもと言われるもの。首や手足の関節、背中などに好発し、軽いかゆみを伴います。
もっと深い真皮の上層部分の汗管がふさがれるのが深在性汗疹。のっぺりと盛り上がり、かゆみはありません。日本よりも高温多湿の地域でみられます」

―治療法は?
「水晶様汗疹は2、3日で自然に治るので特に治療は必要ありません。
紅色汗疹の場合は、ひっかいたりするとブドウ球菌などが肌に付着してとびひのように化膿したりするケースもあります。ステロイド外用剤を塗って皮膚の炎症を鎮め、かゆみ止めを内服します。皮膚の炎症があるときは放っておかず、早めに皮膚科で治療を受けましょう」

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