「第33回脂腺増殖症」2017年5月13日号の「リビング東京副都心」に掲載されました。|中野皮膚科クリニック|中野駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第33回脂腺増殖症」2017年5月13日号の「リビング東京副都心」に掲載されました。|中野皮膚科クリニック|中野駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第33回脂腺増殖症」2017年5月13日号の「リビング東京副都心」に掲載されました。

おでこに小さなイボのような膨らみができました
脂腺増殖症の疑いがあります

加齢に伴ってできる脂肪線増殖症について、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医で中野皮膚科クリニック院長の松尾光馬先生に聞きました。

―どんな症状ですか?
「脂腺増殖症は、頬や額、鼻などにできる黄色がかった丘疹(きゅうしん)で、その中心部が凹んでいるのが特徴です。
50代以上の男性に多く、65 歳以上の男性の約10 %に見られると言われています。
一つだけポツっとできることもありますが、多発することもあります。
女性の場合は、一つだけポツっとできる人が多いようです。痛みやかゆみを伴うことはありません」

―原因は?
「毛穴の周辺の皮脂が増えてくると起きる症状で、加齢によって脂腺のターンオーバーが遅くなることが原因の一つと考えられていますが、詳しい原因は分かっていません。
ステロイド剤を長期に使用した人や免疫抑制剤などを服用した人は発症しやすいことが分かっています」

―治療法は?
「良性の丘疹なのでそのままにしておいてもよいのですが、自然に消えることはなく、数年かけて徐々に大きくなります。当院では見た目が気になる人には、液体窒素やCO2 レーザーで治療を行っています。気になる人は、皮膚科の医師に相談しましょう」

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