「第27回固定薬疹の症状」2016年11月5日号の「リビング東京副都心」に掲載されました。|中野皮膚科クリニック|中野駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第27回固定薬疹の症状」2016年11月5日号の「リビング東京副都心」に掲載されました。|中野皮膚科クリニック|中野駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第27回固定薬疹の症状」2016年11月5日号の「リビング東京副都心」に掲載されました。

口の周りに発疹が繰り返しできます
アレルギーによる固定薬疹かもしれません

同じ場所に発疹を繰り返す固定薬疹について、日本皮膚科学会皮膚科専門医で中野皮膚科クリニックの院長、松尾光馬先生に聞きました。
どんな病気ですか?
「特定の薬剤が原因となって同じ場所に繰り返して発疹が生じる病態をいいます」

症状は?
「赤紫がかった類円形の発疹が出きて、熱をもったような感じがあり、かゆみを伴うこともあります。特に多いのが口の周りや手の甲、指の間、陰部など。風邪薬や痛み 止めなど特定の薬を服用した後、 30分から2時間ぐらいで発生します。一度治った発疹が、薬を飲 むと、何度も同じ場所に発症するのが特徴です」

原因は?
「薬の成分に反応しておきるアレルギーの一種です。皮膚の基底層周辺に炎症を起こす
リンパ球 が持続して存在するために、何度も同じ場所に繰り返します」

治療法は?
「原因となる薬の服用をやめることが一番です。本人に自覚がなくても、クリニックで
問診をするうちに“そういえば …”と薬との関連性に気付くことがあります。女性は生理痛などで鎮痛剤を常用することがあるので、発症しやすい傾向があるようです。成分パッ チテストをすると、どの 成分に反応したか分かるので、その成分の入った市販薬を避けることで予防することができます。 何度も発疹を繰り返したまま放置していると、色素沈着などを起こして拡 大することもあるので、早めに原因を特定するこ とが大切です」

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