「第22回乾癬」2016年6月18日号の「リビング東京副都心」に掲載されました。|中野皮膚科クリニック|中野駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第22回乾癬」2016年6月18日号の「リビング東京副都心」に掲載されました。|中野皮膚科クリニック|中野駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第22回乾癬」2016年6月18日号の「リビング東京副都心」に掲載されました。

皮膚がはがれ落ちる乾癬(かんせん)がなかなか治りません
治療法を組み合わせ治療しましょう

赤い斑点とフケ状の皮膚に悩まされる乾癬(かんせん)。その症状と治療法について日本
皮膚科学会皮膚科専門医の中野皮膚科クリニック院長の松尾光馬先生に聞きました。

— どんな病気ですか?
「皮膚が赤くなって盛り上がり、表面が白っぽいかさぶたで覆われてフケ状に皮膚がぽろぽろとはがれ落ちる病気です。そのほとんどは尋常性乾癬ですが、指の関節などに炎症を伴う関節症性乾癬、うみや発熱などを伴う膿疱(のうほう)性乾癬、ようれん菌の感染後 に発症しやすい滴状乾癬などもあります」

— 原因は?
「通常1カ月かけて行われる皮膚のターンオーバーが1週間程度で繰り返されるように
なり、過剰に生産された表皮の細胞が積みあがってはがれ落ちていきます。遺伝的
要素に加え、ストレスや睡眠不足などの刺激、さらに肥満や飲酒などの生活習慣病的な
体質が原因と言われています。日本では1000人に1人が発症しており、2対1の割合で男性に多いのも特徴です」

— 治療法は?
「ステロイドや活性型ビタミンD3などの外用薬、皮膚の角化を抑えるレチノイド、シクロスポリンなどの飲み薬に加え、皮膚に紫外線をあて免疫の働きを弱める光線療法を行います。最近は抗体を点滴して炎症を起こさないようにする生物学的製剤も保険適用にな りました。慢性的な疾患なので、良くなったり悪くなったりを繰り返しますが、症状に
合わせて治療法を組み合わせて治療しましょう」

 

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