「第16回アレルギーパッチテスト」2015年12月26日号の「リビング東京副都心」に掲載されました。|中野皮膚科クリニック|中野駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第16回アレルギーパッチテスト」2015年12月26日号の「リビング東京副都心」に掲載されました。|中野皮膚科クリニック|中野駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第16回アレルギーパッチテスト」2015年12月26日号の「リビング東京副都心」に掲載されました。

ヘアカラーをした後、額にかゆみがでました
アレルギーのパッチテストをしましょう

ヘアカラーをした後、生え際などに赤みや湿疹ができることがあります。ヘアカラー剤のかぶれについて、日本皮膚科学会皮膚科専門医、中野皮膚科クリニック院長の松尾光馬先生に聞きまし た。

— かぶれの原因は?
「ヘアカラー剤には化粧品として取り扱われる染毛料(ヘアママニキュアなど)と
医薬部外品の染毛剤(ヘアカラー、白髪染めなど)の2種類があります。染毛剤には
発色をよくするため酸化染毛剤を用いることが多いのですが、その中のパラフェニレンジアミンという成分が人によってアレルギー性接触性皮膚炎を引き起こすことが分かって
います」

— どのような症状です か?
「染毛後、半日から2日後くらいにかゆみや発疹、赤みなどの症状が起こります。最初は
軽くても、使用するたびに悪化したり、それまで使っていた染毛剤で突然、発症すること
もあります。中には、血圧の低下や呼吸困難などアナフィラキシーと呼ばれる重篤な
ショック症状を起こすこともあるので、注意が必要です」

— 治療法は?
「今は、パラフェニレンジアミンを含む21 種類のアレルゲンを診断できるパッチテストが保険診療で行えます。一度でもかぶれやかゆみがでたらセルフテストはせずに、皮膚科を受診しましょう。治療には症状の程度により、ステロイドの外用、内服を行います。
パッチテストでアレルギー反応が出た成分を含まない製品を選ぶことも重要です」

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