ウオノメとタコはどうちがいますか? 芯があって痛みがあるのがウオノメです
ウオノメとタコについて、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医で中野皮膚科クリニック院長の松尾光馬先生に聞きました 。
ーウオノメとタコの違い は?
「ウオノメやタコはどちらも外からの刺激によって、慢性的な角質層が厚くなる病気です。中心の芯のように角質層が厚くなり、圧迫すると痛みを感じるのがウオノメです。」
ーどんな場所にできますか?
「ウオノメは足裏にできやすく、骨の突起した部分や体重のかかりやすいところに発症します。ハイヒールなど幅の狭い靴を履くと、足が圧迫されてウオノメができやすくなります。一方、タコは指の関節にできるペンダコなど、生活習慣や職業、その人の癖などにより裏以外にもできます。」
ー治療法は?
「皮膚の角質を柔らかくするサルチル酸を塗ったり、増殖した部分を削り取ったりします。月2回まで削る治療に保険が適用されます。治療しても靴があたる部分などは再発しやすいので注意しましょう。ウオノメは、自然に治ることはあまりないので、痛みを感じたら早めに治療を受けましょう。ウオノメやタコの中には、イボと形状が似ているものがあります。間違えやすいのですが、イボはウイルスによる感染症なので治療方法が異なります。特に子どもの足裏にできるタコやウオノメように見えるものは、イボであることがほとんどです。子どもの足裏を見て気になったら、皮膚科の医師に相談しましょう。」
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