「第64回 サルコイドーシス」2019年12月13日付「リビング東京副都心 」に掲載されました|中野皮膚科クリニック|中野駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第64回 サルコイドーシス」2019年12月13日付「リビング東京副都心 」に掲載されました|中野皮膚科クリニック|中野駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第64回 サルコイドーシス」2019年12月13日付「リビング東京副都心 」に掲載されました

鼻の脇に赤く盛り上がった皮疹が消えません
IgAサルコイドーシスの検査をしてみましょう

 

鼻の脇に赤く盛り上がりのある皮疹ができたり、ひざ下にぽつぽつと皮疹ができ、なかなか治らない。これは、皮膚だけでなく全身に発症するサルコイドーシスかもしれません。 その症状と治療法について、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、中野皮膚科クリニック院長の松尾光馬先生に聞きました。

 

―どんな病気ですか?


「サルコイドーシスは皮膚にできた皮疹などの 症状から見つかることがありますが、肺や心臓、 眼、リンパ節など体のさまざまな器官に肉芽腫(にくげしゅ)と呼ばれる 炎症細胞が発生する病気です。皮膚の皮疹にはかゆみや痛みといった症状はありませんが、肺にできると息切れや咳、呼吸不全を起こしたり、心臓にできると不整脈が起きたり、眼にできるとブドウ膜炎を起こしたりと全身に症状が現れます。詳しい原因は分かっていません。サルコイドーシスは国の難病に指定されていて、 20 代の男女と40代以上の女性に多くみられる病気です」

 

―治療法は?


「皮膚の症状からサルコイドーシスが疑われる場合は生検を行って診断します。治療はステロイドを塗ることから始めま す。7~8割は治療しなくても2年程度で自然に治りますが、肺や心臓などに発症した場合は重とくになる可能性もあるの で、いつまでも治らない皮疹などがある場合は、皮膚科を一度受診しましょう」

 

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