「第28回ジベルばら色粃糠疹」2016年12月3日号の「リビング東京副都心 」に掲載されました。|中野皮膚科クリニック|中野駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第28回ジベルばら色粃糠疹」2016年12月3日号の「リビング東京副都心 」に掲載されました。|中野皮膚科クリニック|中野駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第28回ジベルばら色粃糠疹」2016年12月3日号の「リビング東京副都心 」に掲載されました。

おなかに赤い斑点が広がっています
ジベルばら色粃糠疹(ひこうしん)かもしれません

突然、全身に赤色の発疹(ほっしん)が広がる「ジベルばら色粃糠疹(ひこうしん)」について、日本皮膚科学会皮膚科専門医で中野皮膚科クリニック院長の松尾光馬先生に
聞きました。

どういう症状の病気で すか?
「最初に胸などにポツリと赤い発疹ができるのが特徴です。最初の発疹はやや大きめで
直径は2〜5、6㎝程度。赤みがあり、周りはカサカサと皮がむけています。
それが治るか治らないかのうち1、2週間で体幹部に赤みのある発疹が広がります。
特に背中はクリスマスツリーを描くように斜めに発疹ができます。10 代〜40 代の
女性に多く、冬に発症することが多いです」

原因は?
「ウイルスや薬剤など、多様な要因が影響していると考えられていますが、はっきりした原因は分かっていません」

治療法は?
「かゆみがあるときは抗アレルギー剤を服用し、発疹はステロイドの外用や紫外線(UVB)の 照射による治療を行います。診断は経過や発疹の分布などの見た目だけでなく、生検を行うことで、よりはっきり診断することができます。多くは1、2カ月の経過で
自然に治りますが、治りが遅い場合、他の病気による発疹のことがあるため、皮膚科を
受診することをおすすめします」

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